食べ物と毒物が隣り合わせの加工商品  

食の安心安全
A_Different_Perspective / Pixabay

世の中には、食べようとすれば食べられるものはたくさんあります。

そこには一定のルールがあります。

生きるために食べなければなりません。必要な栄養をより良く摂れるものを選んでいます。しかし、地域や国によってそれは様々な変化をもたらします。また宗教や文化的なものにも支配されています。

食べ物というのは、このような状況、条件の中で様々に変化してきました。

何千年、何百年という時間をかけて、食べられるもの、食べられないものと分けられてきたのです。

フグを最初に食べた人は、フグ1匹すべてを食べて死んでしまいました。次にフグを食べた人は、皮に毒があるといって皮を残して1匹食べてみました。その人も亡くなってしまいました。次の人は、フグの皮と目に毒があるといって、次の人は皮と目と内臓に毒がといって・・・そうやってフグの肝臓に毒があることがやっとわかるのです。

そうやって時間をかけて、食べることができるもの、食べることができないものを探してきたのです。

しかし、そうやって安全な食材も現代では、少し変わってきています。

ここ数十年の間に大きく変わってきました。その結果、生産の仕方が変わり、流通の仕方も変わってきました。食そのものの歴史が少し違った方向へと動き出しているのです。

これには、様々な原因がありますが、食べ物が一部の人や企業にとってお金儲けの手段として使われるようになったからなのです。

カネミ油症事件というのをご存知ですか?

身体や顔に発疹がでて、色素沈着が起き、皮膚が渇いて毛穴がカサカサになり、爪の色も変わり、上まぶたや関節がはれ、貧血もおこし全身がだるくなるのです。

こうした症状が西日本を中心に23県、14,000人以上にも及びました。

糠(ぬか)から油を取るわけですが、この糠には、たくさんの脂肪が含まれています。この糠から油を抽出してサラダ油を作るわけですが、脱色された後に臭いを抜くために油を熱していたのです。

その際、加熱の効率を上げるためにPCB(ポリ塩化ビフェニル)という化学物質を220℃~240℃に熱して、油タンクの中にコイル状に巻かれたステンレスパイプに流していたのです。

ところが、強いと考えられていたステンレスが、PCBに腐食されていたのでした。まさか穴があくとは思わなかったというのですが、その小さな穴からPCBが流れ出てサラダ油に混入し、大量の患者を出したのです。

食用油とPCB、つまり食べ物と毒物がステンレスの仕切り1枚で隣り合わせになっていたということです。

考えただけでも、恐ろしいですね。

現代では、こうした効率化や金儲けのために、だんだんと食の安全が変わってきたのです。

 

 

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